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4「ハルモニオデオン」遊佐未森 (EPICソニー ESCB 1006)1989年発表

ちょっと前に「癒し系」という言葉が流行った。心が和ませてくれる音楽や絵画、人物などの総称だったが、これは今に始まったものではなく、結構以前から存在していたのだ。

音楽でいえばヒ−リングミュージックや環境音楽なんかがそうだろうし、谷山浩子、大貫妙子、矢野顕子といったアーティストは、永年心が癒されるような歌を歌ってきた。

遊佐未森も、そんな「癒し系」アーティストのひとりだ。大ヒットこそないが、コンサートに行く度に「こんなにたくさんのファンが居たのか!」と、驚くと同時に嬉しくなってしまう。彼女の人気は根強いものがあるのだ。

デビューして間もなく12年の遊佐未森は、基本的なスタイルは崩さないものの、少しづつ新しいエッセンスを加えながら現在まで13枚(だったかな?)のアルバムを発表している。

本作「ハルモニオデオン」は、通算3枚目のアルバムにして、彼女にとって初のコンセプトアルバム。そして遊佐未森サウンドを確立した、記念碑的作品である。

特筆すべきは、そのメロディラインの美しさだ。「歌を紡ぐ」という表現がぴったりの彼女の声に、僕は一発で撃沈されてしまった(ここで使うか!)。彼女の歌が流れれば、一瞬にして誰もが優しい気持ちになれる。そう思わずにいられない。このアルバムのコンセプトは、「樹の言葉を聴く」というものだが、本当に森の中にいて、木々の歌声に包まれている、そんな気持ちにさせてくれるサウンドだ。

遊佐未森は人の心の中にある、優しさを呼び覚ましてくれる才能の持ち主だ。この「ハルモニオデオン」は、それを証明してくれたアルバム。僕はそう信じて止まない。

2000年3月21日 記

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