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RIO
 

宸U「Rio」DURAN DURAN(東芝EMI TOCP-3013)  1982年発表

これを書いている時点ではほとんど壊滅状態にある(と、僕の目には映る)イギリスのロックシーンだが、少なくともビートルズ以来、世界の音楽をリードし続けていたのは他でもない大英帝国であった。

パンクも、へヴィメタルも、プログレも、新しい音楽のスタイルは全てイギリス(と言うかロンドン)から発信されていたのだ。

そんな、イギリス生まれの音楽の中に、1980年代初頭にブレイクした「ニュー・ロマンティックス」と言うスタイルがあった。

ニューウェイヴから発展したロックの形態ではあったが、それよりはキャッチーなメロディで、それでいていわゆる完全なポップスではない、という新ジャンル。カルチャークラブ、カジャグーグー、スパンダーバレーと言ったバンド達が代表格で、1980年代に入ってから突如として人気が爆発した。

そんな彼等の中でも特にトップとして君臨したのがこのデュラン・デュランである。ニュー・ロマンティックスの旗手としてだけでなく、ある意味当時の世界のロック界を席巻した、と言っても良いと思う。

ビートルズからのイギリスのお家芸であるポップなメロディは言うに及ばず、パンクやハードロック譲りの激しさ、そしてプログレっぽいテクニカルなプレイなど、美味しいとこ取りの練りに練られた楽曲で我々の心をつかんだ。

デュラン・デュランのメンバーはルックス的にも今で言う「ビジュアル系」で、パッと見は「女の子向け」であったが、その優れた音楽性ゆえに男性ファンもかなり多かったように記憶している。

で、この「Rio」である。本アルバムは1982年発表のセカンド。デビュー作もなかなかの評価ではあったが、彼等の人気を決定付けたのは、このアルバムを於いて他にない。

後発のアルバムの方が出来は良い、という意見もあるが、このアルバムを初めて聴いた時の興奮は忘れられない。同じニュー・ロマンティックスのバンドと比べても、デュランデュランの魅力は際立っていた。本当にかっこよかった。見た目にも、音楽的にも、である。

それだけに現在ではほとんど彼等のうわさが聴かれないのは、まことに残念なことである。僕の情報収集不足かも知れないが、このままではあまりに寂しい。昨今のリユニオン(再結成)ブームにのっかって、オリジナルメンバーでのシーン復帰を祈りたいものだ。

2000年5月23日 記

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