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song writing 徒然草

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SONG WRITING 徒然草

最終更新日 2000年6月22日

作詞作曲についての私の駄文です

「作詞作曲講座」のようなシロモノでは全然無く

単なる私の経験を書き綴っただけのコーナーですので

その点御注意を願います

最新コラム

6.♪アレンジ先〜一見難しそうだけど・・・・〜


☆ 目 次 ☆

1.♪初めて曲を作った日

2.♪で、そのコンポーズ様って誰なのよ?

3.♪三つの作曲法

4.♪詞先〜最初はここから始めました〜

5.♪メロ先〜ふっと浮かんだメロディを逃すな〜

初めて曲を作った日

小学生の頃、音楽の授業で「曲を作る」というテストがあった。別に成績に関係あるわけではなく、ただ作りさえすればそれで合格点がもらえるという、なんとも簡単なテストではあったが、僕を含めてほとんどの生徒は困ってしまった。そんな神業のようなことが小学生にできる訳がないではないか!しかし、とにかく作らなければ話にならないので、僕達は重い気持ちを抱えて家路についたのだった。

ピアノもバイオリンも、な〜んにも楽器のレッスンを受けたことがなかった僕は、リコーダーで作曲することにした。何か楽器を使えばどうにかなると思ったのである。他の友人達も、ハーモニカだのピアニカだのチープな楽器をいじくりまわしては悪戦苦闘していたようだ。

そうして期限日までの数日間、僕はリコーダーをぴーひゃらぴーひゃら吹いていたのだが、一向にいい曲はできなかった。と言うより「曲」自体ができない。当たり前である。音楽の心得など一切ないのだ。制限は全く無かったから、一時間の交響曲だろうが、10秒のCMアタックだろうが何でもよいのだが、ただの一フレーズすら浮かんでは来なかった。僕は途方に暮れた挙げ句、「きっと自分には才能がないのだ。これじゃいつまでやってても曲なんか作れない。もういいや、あんなテスト捨てちまおう」結局そんな投げやりな結論に達したのだった。

そんな矢先、確かテストの期限日の前日だったと思う。僕がどこかへ行こうと歩いていた時のこと。何処へ行くのだったかは忘れた。何も考えずに歩いている僕の歩調にあわせるように、突然メロディが頭の中で流れ始めたのである。それは本当に「湧いて来た」という表現にふさわしい、不思議な感覚だった。メロディは途切れること無く、次から次へと流れ出て来た。僕はその湧いて来たメロディを忘れないように口ずさみながら、急いで家に帰り、そしてリコーダーで吹いてみた。今から思うと、これが僕にとって初めて「コンポーズ様が取り憑いた」日だったように思う。

曲自体はきっと貧弱なものだっただろうが(「だろう」というのは、僕はもうその曲を覚えていないから。たしか詞もつけた様な気がするが定かではない)、何はともあれ音楽のテストはなんとか乗り切ることが出来た。だがここで重要なのは、テストがどうのこうのと言うことより、この時に「コンポーズ様」と出会えたことだったのだ。つまり、自分の作曲法をつかんだということ。

ただし、当時の僕にはそんなことは思いもしなかったけれども。

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で、そのコンポーズ様って誰なのよ?

前章で「コンポーズ様」なる、見なれない言葉に「なんじゃそれ?」と思われた方も多かろう。これは僕にとっての作曲の妖精様のようなもの、と思って頂きたい。時と場所を選ばず、突然メロディが溢れ出てくることがある。その状態を僕は「コンポーズ様が取り憑いた」と表現している。

と言っても、これは僕が作り出した言葉ではない。実を言うとLOUDNESSの高崎晃が、曲が突然頭に浮かんで来た状態を指して、「コンポーズ様が取り憑いた」と言っているのを、雑誌で読んだのだ。早い話が受け売りである。

ともあれ、この状態で曲を書くのが僕の今の基本スタイルとなっているのは事実だ。本気で曲を書き始めた中学生の頃から今まで、机の前にどっかと座って「さあ書くぞ!」と気合いを入れてもだめなのだ、僕の場合は。書けない時はコンポーズ様が降臨してくるのを気長に待つ。そうしている内に、ふと気紛れなコンポーズ様がナイスなメロディを授けてくれるのだ。

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三つの作曲法

さて、ここで作曲に関するうんちくを一つ。

音楽の三要素と言うと、「リズム」「メロディ」「ハーモニー」であると言われているが、ポップスやロックの世界では、むしろ「歌詞」「メロディ」「アレンジ」であると言い換えてしまっても良いと思う。

この三つの要素をからみ合わせて作曲をするのである。

何かものを作る時には、必ず骨格になる物が必要だ。つまりこの三要素のうち、どれかを骨組みとするのが作曲の定石となっている。分かりやすく言えば、歌詞、メロディ、アレンジの三つのうち、どれを一番最初に作るか、と言うこと。

人によっては、これら三つを一度に作ってしまう才能を持っていたりもするが、普通はどれか一つを骨子にして、あとで肉付けをしていくと言う作業をするのが一般的だろう。

その骨格作りに於いて、何を先に作るかでそれぞれ以下のような通称が付いている。

1:詞先(しせん) 歌詞を先に作って、それにメロディをつけ、伴奏を考える

2:メロ先 メロディを作ってから、それに歌詞をのせ、伴奏をつける

3:アレンジ先 まず伴奏や曲構成を作ってから、それに歌をのせていく

コンポーズ様に取り憑かれて作曲することが多い僕は、さしずめ「メロ先型」のコンポーザーであると言える。

とは言っても真剣に作曲を初めてから今まで、ずっとメロ先で曲を書いて来た訳ではない。

そんな訳で、次章ではこの三つの作曲法について、僕の体験を元に書いていきたい。

2000年3月7日 記

 

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詞先〜最初はここから始めました〜

いわゆる「思春期」というやつで、中学生にもなると僕も女の子にもてたいと思うようになっていた。その手段として「ギターを弾いて、あわよくば自分の歌なんぞを作ってやろう」という結論に達したのだ。

とは言っても、何にも楽器を習ったことのなかった僕のこと、安物のフォークギターを手に入れたの良いが、チューニングの仕方さえわからずに、しばらくは悶々とした日々を送っていた。

そんなある日、生徒会の活動で知り合った伊藤君がギターが弾けるということがわかり、彼に基本を叩き込んでもらったのだった。もし彼と出会っていなかったら、きっと僕はギターを弾くのを辞めていただろう。ありがとう、伊藤君!

ともあれ、一通り基本的な奏法を教えてもらった僕は、伊藤君とアリスやオフコースなど当時人気のあったグループの曲をコピーした。自分から積極的に音楽に向き合ったのはこれが初めてだった。

そして高校生になった僕は、「フォークソング部」という部活に入って、地味に音楽活動を続けた。ギターもそこそこ弾けるようになって、当初の目標であった作曲に手をつけたのだ。

その時に僕がとった手段が「詞先」だった。・・・と言うよりそれしか思い浮かばなかった。

よし、それじゃあまず詞を書こう!と思い立ったのは良いが、これがなかなか難しいのだ。

書かなければいけないのは「詞」であって、「詩」ではないのである。詩であれば、自分の言いたいことをそれこそ「徒然なるままに」書けば良いのだが、「詞」となるとそうはいかないのである。そこで僕は、いろいろな曲を聴いて歌詞について研究をした。それで分かったことがいくつかある。歌詞を書くにあたっての「ツボ」のようなものだ。それは・・・・

・なるべく字数をそろえる

・脚韻を踏む

・まず「サビ」から作る

・情景描写は極力シンプルにする

などなど、挙げていけばキリがないのだが、要約すると以上のようになる。

このうち、一番の発見は「サビから作る」ということだろう。作詞を始めた頃は、律儀にAメロからちまちま書いていた僕だったが、ある日気がついたのだ。

サビはその歌のクライマックスである。故に最も言いたいことはサビで伝えなければならない!」ということに。

自分がその歌で一番伝えたいメッセージ。好きな女の子に対する思いだとか、不条理な社会への怒りだとか、内容は何でも良いのだが、それが伝わらなければ何にもならないのだ。

そこで僕があみ出した手法が、「サビから作る」ことだった。サビは歌の心臓部なのだから、まずそこに自分の思いを叩き込めば、他の部分はあとからついてくる。

それは「情景描写云々〜」にもつながることで、Aメロ、Bメロではサビで歌われている「思い」に達するまでの過程を書けば良いのである。

文章に例えるなら、「転」と「結」を先に書いて、「起」、「承」を後回しにするということだ。

順序は逆かも知れないが、歌詞を書くという作業についていえば、これは結構理に叶ったやり方だと僕は勝手に思ってる。

最終的に自分の思いをその歌に込めることができれば、それで良いのだ。

なんだか詞先について書くつもりが作詞講座のようになってしまった(^^;。ううぅ・・・・

なんて偉そうに書いてはいても、僕も作詞はかなり苦手なのだ。苦手だからこそ、楽して良いものが書けるように努力したということなんだろうね。

2000年3月20日 記

 

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♪メロ先〜ふっと浮かんだメロディを逃すな〜

前にコンポーズ様について書いたが、この妖精様は実に気紛れで困る。取り憑かれた時、手許に楽器や録音機材があれば問題はないのだが、そんなにタイミングよくは現れてくれないのだ。と言うよりはむしろ、記録しておくのが不可能な時に降りてくることの方が多い。

例えば、電車の中だったり仕事中だったり。こんな時、僕は浮かんだメロディを何度も頭の中で反すうして、家に帰るまで絶対に忘れないようにしている。また、可能であれば浮かんだ瞬間にそのメロを口ずさんでみることだ。これによって記憶の鮮明度は格段にアップする。

とは言え、頭の中にしまっただけのメロディを何時間も覚えておくと言うのはやはり困難なことだ。最高にクールな曲を思い付いたのに、いざ楽器(あるいはパソコン)の前に座ったら忘れてしまっていた、なんてことは、かく言う僕も日常茶飯事なのである。

そんな時は携帯用の録音機材を使うと良いだろう。マイクロカセットレコーダーとか、ICレコーダーなんかが結構安く出回っているようなので、どこへ行くにも持ち歩いてみてはいかがであろうか。

それでもやはり、間の悪い時と言うのはあるもので、どうしても録音できない状況でメロディが浮かんでしまった場合はどうするのか?

そんな時に僕がよくやるのが「仮詞をつける」という方法だ。

メロディに歌詞をつけて覚えると、旋律だけで覚えておくよりもずっと保存が効く。

「メロディに意味を持たせる」とでも言えば良いだろうか。そのメロディの存在意義を明確にしてやるのである。歌詞はあとで何度でも書き直せるのだから、大切なのは浮かんだメロディを忘れないようにしっかりと記憶(あるいは記録)することだ。

また仮詞をつけるのと同じくらい効果的なものとして、リズムパターンを決めてしまうことがある。具体的に言えば、ドラムのパートをある程度作って、浮かんだメロディの後ろで鳴らしてみるのだ。

これにはいろいろなタイプの曲を聴いて、様々なドラムパターンを頭にストックしておく必要があるが、ポップスやロックと言った音楽はリズムによって曲のイメージが決められる部分が大きいので、逆に言えばリズムパターンさえ決まれば全体的な構成も見えてくる。そうすれば歩いている途中で浮かんだメロディも忘れにくいし、リズムパターンの作製は、アレンジをする際にも大切なポイントとなるので、是非お勧めしたい。

 

先ほども書いたが、重要なのは浮かんだメロディを捕らえて逃がさないことだ。そのフレーズが曲の出だしなのか、それともサビになるのか、そんなことはさしたる問題ではない。アレンジなどはいくらでも直せるが、曲の核と鳴るフレーズ(メロディ)が消えてしまっては何にもならんではないか。

音楽は空中を浮遊している。普段はそのほとんどは聴くことは出来ないが、コンポーズ様はほんの一瞬だけ、無数に浮遊するメロディのかけらを見せてくれるのである。

なんてね。かっこつけて書いたけど、思い付いたメロディそれだけ大事にしようねってコト。

思い付いたメロディは曲の骨子となる。それを肝に命じて、僕は頭に浮かんだフレーズを逃がさないようにあらゆる努力をしている、と言うお話でした。

2000年5月19日 記

 

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♪アレンジ先〜一見難しそうだけど・・・・〜

このアレンジ先とは、歌の伴奏となる楽器のパートを先に作り、それにメロディや歌詞をつけるという作曲方法である。

「そんなことできるのか?!」との声が聞こえてきそうだが、この方法は正直言うと楽器を弾かない人にはかなり難しい。MIDIで作曲している人も、メロはともかく伴奏パートの打ち込にはたいへん苦労しているようなので、アレンジ(伴奏づけ)は作曲をする際の一つの壁になっているといってよい。

その「壁」から最初に崩して行こうというのがこの「アレンジ先」だ。

先ほど楽器を弾かない人にはかなり難しいと書いたが、逆に楽器を弾く人、とりわけバンドでギターを担当している人たちの間ではむしろこれが主流であると思われる。

おおよそロック系の音楽の伴奏というのは「リフ」というものを基本に作られている。

リフとは「リフレイン」の略で、平たく言えばその曲の主題となるコード(和音)進行のことである。具体的な例を挙げれば、ミスチルの「Everybody Gose」とか黒夢の「少年」とかのしょっぱなに聞こえるギターの演奏を思い浮かべていただければよい。

もちろんギターだけではなくキーボードがメインのリフを演奏することもあれば、ベースが演奏することもある。

ともあれ、アレンジ先とはまずリフを作ることから始まる。リフには必ずコード進行がある。コード進行が決まっていれば、キー(調)がおのずから決まってくる。と同時にリフができた時点でリズムもほぼ決まっているはずである。

そうなれば後はリフ前後のコード進行を考えて、ブレイクなどの「キメ」を作れば、ハイ終わり、と言うわけだ。

そう、楽器さえ弾ければアレンジ先はとても簡単な作曲方法なのである。

で、僕はと言うと、「メロ先」主体でありながらも、ある程度メロディを考えてからはこの「アレンジ先」に移行して作曲している。

例えばDinGoの「月蝕」という曲の場合、真っ先にできたのはサビのメロディだったが、次に作ったのはサビの後ろで鳴らすギターリフで、その後AメロBメロのコード進行を決め、全体的なアレンジをしてから最後にコード進行に合わせて歌詞と歌メロを作った。

はっきり言って滅茶苦茶な順番である。

きっかけはいつもメロディなのだが、そこからアレンジに発展し、最後に詞に行き着くというのが僕のスタイルらしい。

やっぱ楽器を弾いていると、アレンジを先にやってしまうほうが楽なんですな。

では楽器をやっていない人はどうすればよいのじゃ?と言う疑問は残る。

人それぞれのやり方があるだろうから、僕の書くことがアドバイスになるかどうかは分からないけれど、デスクトップ上だけで作曲している人はアレンジ用のソフトを併用するのがいいと思う。ただそれだけではなかなか難しいだろうから、コード進行とか調に関する知識(いわゆる「音楽理論」ってやつ?)を少しでも知っておいたほうがいいかも。

あと、すらすらと弾けなくてもいいから手元に何かすぐ音の出る楽器を置いておくのが最適だろう。

数をこなす間に自分で「気持ちの良いコード進行」が見つけられるようになればしめたものである。

本当は僕を始めバンドで曲を作っている人のほとんどは「音楽理論」なんてものなど全く気にせずに、「気持ちの良いアレンジ」だけを求めて作曲しているんだから。

僕も曲を作っているうちに、あるいは楽器を弾いているうちにナイスなコード進行を見つけたというのが本音だ。

それとジャンルにとらわれずに色々な音楽を聴くこともお勧めしたい。

その人のアレンジの幅の広さは聴いてきた音楽の数に比例する。これは絶対である。

同じコード進行でもリフは無数に作ることができる。何か気に入った曲のコード進行を調べて(もちろん楽譜から拾っても一向に構わない)、違う楽器で演奏してみるとか、違う伴奏をつけてみるとか、そういうことから始めても良いかもしれない。

それこそが「アレンジ」なのである。

2000年6月22日 記

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